防犯カメラ設置事例|現金管理と来店記録を「見える化」した3台構成
- 有限会社コウワ精巧製作所

- 6月29日
- 読了時間: 4分

東京都内のお客様より、防犯カメラ設置のご依頼をいただきました。今回は「防犯」というより、現金の取り扱い記録と来店者の確認を主目的とした、記録・確認重視のご要望でした。
■ご相談の目的
すでに他社で概算見積もりを取得されたうえでのご相談でした。過度な高機能は不要で、目的を確実に満たす費用対効果の高い構成をお求めだったのが印象的です。
目的は主に3つ。
入口での来店者の確認と出入り時間の把握
受付まわりでの会計時の状況確認(トラブル防止)
そして現金保管エリアでの開閉・取り扱いの確認(誰がいつどう扱ったか)
日々の現金管理に「記録が残る安心感」を求められていました。
■ご提案した機器構成

ヒアリングをもとに、200万画素のIPドームカメラ3台をNVR(録画機)2台で構成するプランをご提案しました。主な仕様は以下の通りです。
カメラ:200万画素 IPドームカメラ × 3台
録画機:NVR × 2台(4ch対応で将来の増設も可能)
接続方式:PoE(有線給電)給電と通信をLANケーブル1本で完結し、安定運用を実現
遠隔監視:スマホからリアルタイム映像・録画映像の両方を確認可能。管理者2名で監視
録画保存:クラウドではなくNVR保存。現金保管エリア側は約1か月、入口・受付側は約3週間の常時録画
画素数は当初より高画素のご希望もありましたが、顔と手元の確認という用途なら200万画素で十分目的を達成できると判断し、コストとのバランスを取って確定しました。必要十分なスペックに絞ることも、費用対効果を高める大切なポイントです。
■施工のポイント①|NVRを2台に分けた理由

今回最も判断を要したのが、NVRを2台構成にした点です。
一部のエリアに天井点検口がなく、配線をすべてモール(露出配線カバー)で処理する必要がありました。そこで系統を2つに分け、現金保管エリア側と入口・受付側をそれぞれ別のNVRで構成。建物の構造に合わせて系統を分けることで無理のない配線ルートを確保し、露出配線を最小限に抑えました。
「配線を目立たせたくない」というご要望に対しては、点検口の有無や天井裏の状況を現地で正確に見極めることが、仕上がりの美しさに直結します。
なお将来「1画面でまとめて見たい」というご要望が出た場合も、一方のNVRをハブに統合する形で対応可能。拡張性を持たせた設計としています。
■施工のポイント②|お客様の空間に配慮した画角設計

今回は、お客様がサービスを提供される空間にカメラを向けないよう、画角を慎重に設計しました。撮りたいのはあくまで入口・受付・現金まわりであり、利用者の方が「見られている」と感じる場所には向けない——この線引きを現地で丁寧にすり合わせました。
防犯カメラは「とにかく広く映せばいい」というものではありません。
目的の場所をしっかり捉えつつ、不要なエリアは映さない。この配慮が、お客様にも利用者の方にも安心して受け入れられる設置につながります。
■設置後のフォロー
施工後、「動きを検知した際にイベント録画する方法」についてご質問をいただきました。
動体検知は両レコーダーとも設定済みで、スマホから切り替え可能です。
マニュアルの該当ページとメーカーサポートも併せてご紹介し、お客様が自走できる体制を整えました。設置して終わりにしないのも、コウワが大切にしている姿勢です。
■まとめ
今回は「とにかく高機能を」ではなく、目的を確実に満たす費用対効果の高い構成を実現した好例です。明確な目的に対し、200万画素IPカメラ3台×NVR2台という過不足のない構成でお応えしました。空間への配慮、目立たない配線、設置後のフォローまで含めてご提供できるのが、専門業者ならではの強みです。
「何台必要かわからない」「自社に合う構成を相談したい」という段階からでも、お気軽にコウワ精巧製作所までご相談ください。
現地調査から機器選定、施工、スマホ設定まで一括で対応いたします。




