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さすまたは「置くだけ」では意味がない。防犯対策としての正しい活用法

  • 執筆者の写真: 有限会社コウワ精巧製作所
    有限会社コウワ精巧製作所
  • 5 日前
  • 読了時間: 4分

学校や病院、介護施設などでさすまたの設置が進んでいます。しかし「とりあえず備品として置いてある」という施設がほとんどではないでしょうか。


実は、さすまたは正しく準備・活用されて初めて防犯対策として機能します。

今回は、防犯の観点からさすまたの役割・選び方・運用のポイントを解説します。



■さすまたはどんな脅威に対応できるのか


さすまたは、不審者が施設内に侵入した際に、対象者を壁や床に押しつけて動きを封じる防犯器具です。最大のメリットは「距離を保ちながら対応できること」にあります。


刃物などの武器を持った相手に対し、素手や体で立ち向かうことは非常に危険です。さすまたを使えば、1〜2mの距離を保ちながら相手の動きを制限し、警察が到着するまでの時間を稼ぐことができます。


つまり、さすまたの目的は「撃退」ではなく、「時間を稼いで被害を最小化すること」です。

この認識が、正しい運用の前提になります。



■さすまたが有効な場面・施設


さすまたが特に効果を発揮するのは、以下のような施設・場面です。


  • 学校・幼稚園・保育園 子どもが多く集まる施設は不審者侵入リスクへの備えが不可欠です。2001年の附属池田小学校事件以降、文部科学省もさすまたの配備を推奨しており、現在では多くの学校に設置されています。ただし「置いてあるだけ」で実際に使えない状態の学校も少なくありません。

  • 病院・クリニック 精神科・救急病棟など、興奮状態の患者への対応が必要な場面があります。医療スタッフが安全に対応するための道具として、さすまたは有効な選択肢です。

  • 介護施設・老人ホーム スタッフの多くが女性であり、体力的に不利な状況での対応を求められることがあります。軽量なさすまたが特に力を発揮する現場です。

  • オフィスビル・商業施設 受付や警備員だけでなく、一般スタッフが初期対応に当たるケースもあります。誰でも扱いやすい設計であることが重要です。



■重くて使えない│さすまた選びで最重要なポイント



防犯対策としてのさすまたを考えたとき、最も重要なのは「実際に使える状態か」という点です。


一般的なアルミ製さすまたは約1.5kg前後あります。平常時に持てても、緊急時・パニック状態では重くてとっさに動けないケースが多く報告されています。

コウワ精巧製作所が取り扱うカーボン(炭素繊維)製さすまたは、重量わずか690g 一般品の半分以下でありながら、強度は約3倍を確保しています。 女性スタッフが多い学校・介護施設・医療機関でも、無理なく扱える重量感です。

また、155cmから185cmまで10cm間隔で4段階に調整できる伸縮式のため、使用者の体格や収納場所に合わせた準備が可能です。




■防犯カメラとさすまたの組み合わせで備えを強化


さすまたは、侵入後の「対人対応」に特化した道具です。一方、防犯カメラは侵入前の抑止・侵入時の記録・事後の証拠保全に機能します。

この2つは役割がまったく異なるため、片方だけでは防犯対策として不完全です。



防犯カメラ

さすまた

主な役割

抑止・記録・証拠保全

対人制圧・時間稼ぎ

効果を発揮するタイミング

侵入前〜侵入後

侵入後・直接対応時

使用者

設備(自動)

スタッフ(手動)


防犯カメラで「誰が・いつ・どこに侵入したか」を記録しながら、さすまたで「スタッフの安全を守りながら対応する」という組み合わせが、施設防犯の基本セットと言えます。



■さすまたを「使える状態」にするための3つのポイント


① 場所をスタッフ全員が把握している

緊急時は1秒が命取りです。さすまたの保管場所を知らないスタッフがいては意味がありません。全員が把握できる場所に設置し、定期的に確認する仕組みを作りましょう。


② 定期的な使い方の訓練をする

さすまたは初めて触る状態では、緊急時にうまく使えません。年に1〜2回でも、実際に持って動きを確認する訓練の機会を設けることが重要です。


③ スタッフ全員が扱える重さ・長さである

体格や力の異なるスタッフが複数いる施設では、誰でも使えることが前提です。軽量で伸縮式のさすまたを選ぶことで、この問題を解決できます。



■まとめ│使えなきゃ意味がない


さすまたは「置くだけ」では防犯対策になりません。使える状態にしておくことが最大のポイントです。


そのために必要なのが、


①軽くて扱いやすい製品選び

②全員が場所を把握していること

③定期的な訓練


の3点です。

コウワ精巧製作所では、軽量カーボン製さすまた単体でのご相談はもちろん、防犯カメラとの組み合わせによるトータルな防犯対策のご提案も承っています。 「まず、さすまただけ検討したい」という方も、お気軽にご相談ください。


📞042-595-9446


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