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防犯カメラは何台あれば十分?施設・店舗での考え方

  • 執筆者の写真: 有限会社コウワ精巧製作所
    有限会社コウワ精巧製作所
  • 1 日前
  • 読了時間: 6分

防犯カメラの相談で、ほぼ必ず聞かれるのが「結局、何台あれば安心ですか?」という質問です。

ただ、この問いに対して「○台です」と即答できるケースは、実はほとんどありません。なぜなら、防犯カメラの必要台数は、建物の広さや業種だけで決まるものではなく、何のために設置するのか、どこで人がどう動くのかによって大きく変わるからです。


防犯カメラは、数をそろえること自体が目的ではありません。「どう使うか」を考えないまま台数だけ決めてしまうと、失敗しやすい設備でもあります。



■結論|必要な台数は「場所」と「目的」で決まる


防犯カメラの台数を考えるとき、最初に整理すべきなのは台数そのものではありません。大切なのは、「何を守りたいのか」「どこを押さえるべきなのか」という視点です。

たとえば、防犯目的なのか、事故やトラブルの抑止なのか、あるいは事実確認や説明責任への備えなのか。この目的が違えば、同じ施設でも必要なカメラの数や設置場所はまったく変わります。


台数は、目的と場所を整理した“結果”として決まるもの。

ここを取り違えると、「多いのに安心できない」状態になりがちです。



■まず考えるべきは「何のために設置するのか」


防犯カメラには、大きく分けていくつかの役割があります。侵入や盗難を防ぐための防犯対策として使われることもあれば、事故やトラブルを未然に防ぐための見守り用途、あるいは何かあったときに事実を確認するための記録として使われることもあります。


同じカメラでも、目的が違えば「映すべき範囲」や「必要な画質」は変わります。そのため、「とりあえず付けておく」という考え方では、あとから使いづらさを感じるケースが少なくありません。



■「全部映す」より「押さえるべき場所」を決める


防犯カメラを考える際、「できるだけ広く映したい」と考える方は多いですが、実際の現場ではそれが必ずしも正解とは限りません。

重要なのは、人の出入りが必ず発生する場所や、人が滞留しやすい場所、トラブルが起きやすい場所をきちんと押さえることです。広角で広く映っていても、肝心な場面で顔や状況が確認できなければ意味がありません。


全部を薄く映すより、必要な場所を確実に映すという考え方が、結果的に無駄のない台数につながります。



■施設・店舗ごとの考え方の違い


防犯カメラの必要台数は、広さだけでなく施設や店舗の役割によって考え方が変わります。

小規模な店舗では、出入口やレジ周辺、人の流れが集中する動線など、ポイントを絞って押さえることで、必要以上に台数を増やさずに運用できるケースが多く見られます。


一方、介護施設や福祉施設では、防犯に加えて事故防止や事実確認、説明責任といった役割も重視されます。そのため、共用スペースや人の動きが重なる場所を中心に、あとから状況を説明できるかという視点で考える必要があります。こうした考え方は、介護施設向けの防犯・見守りカメラの設計でも共通しています。


また、保育施設や教育施設では、子どもの動きが予測しづらいため、死角を減らし、職員の目を補う目的で防犯カメラが使われることが多く、保育・教育施設向けの防犯カメラでも同様の考え方が求められます。

このように、施設や店舗の特性によって、必要な考え方も台数も変わります。



■台数を増やせば安心、とは限らない


「不安だから多めに付けたい」という判断が、必ずしも安心につながるとは限りません。台数が増えすぎると、映像を見返しきれなかったり、管理が煩雑になったりすることがあります。


使われない防犯カメラは、設置していないのと同じです。だからこそ、数を増やす前に「本当に必要な場所か」を見直すことが重要です。



■現場で考える「ちょうどいい台数」


防犯カメラの台数は、建物の広さだけで決められるものではありません。実際には、建物の構造や照明、人の動線、時間帯ごとの使われ方などを踏まえて考える必要があります。こうした整理をせずに台数だけを先に決めてしまうと、あとから調整が難しくなることもあります。


コウワ精巧製作所では、「何台必要か」を最初に決めるのではなく、現場の状況や不安に感じている点を一緒に整理することを大切にしています。そのうえで、必要な場所と優先度を確認し、無理のない台数と配置を考えていきます。



■台数を考えるうえでの機種選びのポイント


防犯カメラの台数を検討する際は、「何台設置するか」だけでなく、どの特性を持つ機種を選ぶかも重要な判断材料になります。施設や店舗では、出入口や人の動線など、限られたポイントを確実に押さえる設計が求められるため、用途に合った機種選びが結果的に台数の最適化につながります。


たとえば、出入口や人の出入りが多い場所では、映像の見やすさや夜間性能が安定している業務用カメラが適しています。この用途では、Dahua Technology Japan(ダーファ・テクノロジー・ジャパン)のネットワークカメラのように、画質と機能のバランスを重視したシリーズが検討されることがあります。


一方、複数台を設置する施設や店舗では、配線や管理のしやすさも無視できません。TP-Link(ティーピーリンク)のVIGIシリーズは、PoE給電や管理画面の分かりやすさから、台数が増える環境でも運用しやすい機種として選ばれるケースがあります。


また、見守りや検知を重視したい場合には、AI機能を活用できるカメラが選択肢になります。LUCICAM(ルシカム)のように、人物検知などの機能を備えた機種は、台数を増やさずに対応範囲を補いたい場面で検討されることがあります。


いずれの場合も、機種の特性と設置目的を整理したうえで台数を考えることが、無駄のない防犯対策につながります



■まとめ|台数ではなく、考え方が安心をつくる

防犯カメラは、「何台あるか」よりもどう考えて、どこに設置して、どう使うかで安心感が大きく変わります。

台数を先に決めてしまうと、「映したいところが映っていない」「結局使われていない」といった状態になりがちです。本当に必要なのは、台数を決める前の整理です。


コウワ精巧製作所では、「何台必要か分からない」という段階から、施設や店舗の状況、目的、人の動きを一緒に整理しながら、無駄のない、防犯カメラの考え方をご提案しています。

すでに設置済みの場合でも、「今の台数や配置が適切か」を見直すだけで、安心感が変わるケースは少なくありません。もし今の台数で不安があるようでしたらお気軽にご相談ください。


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